近年増加傾向にある紹介予定派遣という雇用形態は、今までの派遣とは違い、雇用期間終了後も本人と派遣先企業の双方の合意があれば正社員となれる働き方で、希望する人も多くなってきました。
紹介予定派遣のメリットは正社員登用と違い、正社員になる前に実際の仕事をしながらその企業の社風や仕事内容との相性、適正がわかるところにあります。
勿論、期間内に本人だけでなく、企業側からのミスマッチがあれば正社員にはなれません。
では、どうすれば紹介予定派遣を経て採用されるのでしょう。
紹介予定派遣は採用が前提にあるため、正社員の就職活動と同様に書類選考と面接があります。
しかし、一般的な正社員採用よりもハードルが低く、面接の回数が少ないことが多いです。
この面接で見られているのは、即戦力か否かです。
つまり、経験よりもポテンシャルの高さが大切で、能力や企業への興味、将来どれだけ企業のために頑張ってくれるかを確認されます。
そのため、事前に企業について調べておく必要があります。
派遣会社が各企業についての対策を用意していることが多いので、それを元に練習しておきます。
たとえ面接の時上手くアピールできなかったとしても、派遣会社にフォローしてもらえる場合があるのが紹介予定派遣のメリットです。
はたらこねっとの調査によると、紹介予定派遣で働いたことのある人の中で、正社員になった人は26パーセント程ということです。
職場の雰囲気が合わなかったなどの理由から正社員になることを諦める人もいるようですが、これも紹介予定派遣ならではのメリットです。