紹介予定派遣は、派遣先の会社に将来直接雇用されることを前提として勤務する点が、一般的な派遣との違いです。
直接雇用の形式は正社員か契約社員で、本人や雇用会社及び派遣会社の間で話し合いを持って決める場合がありますが、初めから決まっていることも多いので、確認してから決める必要があります。
紹介予定派遣として働く期間は主に3ヶ月から6ヶ月程度あり、この間に社風や仕事の内容が自分に合っているかを見定めることができます。
会社側も必要な人材であるか、スキルや個性を確かめることができるメリットがあるので、紹介予定派遣を導入しているところが多くあります。

紹介予定派遣では面接が行われることが多く、通常の就職面接とも少しスタンスが違っているため注意が必要です。
派遣として働くのではなく、なぜ直接雇用を望むのか理由を聞かれる場合があります。
以前に働いていた人は退職し、派遣になった理由を聞かれることもあります。
長年派遣の経験があれば、その中でどのようなスキルを得たか聞かれることも想定されます。
働く意欲があることだけを伝えるのではなく、自身のライフプランと直接雇用で働く理由をあらかじめ明確にしておくと、面接時に戸惑うことがありません。
長く勤めることができる、未経験でも仕事の習得意欲を持っているなど、やる気を伝えることも大事です。
実際に紹介予定派遣として働くことが決まったら、面接で答えたことを実践していかなければ直接雇用の話が流れる可能性もあるため、分からないことは確認しながら働いていく必要があります。