紹介予定派遣とは、将来直接雇用されることを前提とした派遣社員の雇用形態です。
派遣として働き、契約が満了したら派遣先の企業にそのまま雇用してもらえる可能性が高いことから、派遣期間が試用期間のようになります。
企業の内情を知ってから正社員になれるため、仕事のミスマッチングを防ぐことができます。
また、実際に働くことにより、仕事の内容や職場の人間関係など細かい部分がよく分かり、ブラック企業などに入社するのを避けられます。
企業としてもその人の適性を見ることができるので、合わない人材を雇わずに済み、双方にとっていい方法と言えます。
また、転職活動として直接雇用を希望していることを伝えると、派遣会社が企業とのやり取りをしてくれるため、自分から交渉や面接日の調整などをしなくて済みます。
転職活動中では就職が決まるまで、場合によっては無収入の期間もありますが、紹介予定派遣ならば派遣社員として働きながら直接雇用を目指すことができ、収入の面でも安心です。

このように紹介予定派遣は大変良い方法ではありますが、デメリットもある点には注意が必要です。
直接雇用は企業と労働者双方の合意によるものですから、紹介予定派遣は正社員としてすぐに採用されるという確約されたものではないということです。
すんなり進めば良いですが、派遣期間が終わって企業の状況が変わった場合に採用されなかったり、正社員ではなく契約社員で採用になったりすることもあります。
こういったことを避けるためには、事前に紹介予定派遣に強い派遣会社を選ぶことや、その企業の派遣社員から正社員への登用実績を調べておくことが重要です。

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